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2008年12月04日(木)
聖蹟桜ヶ丘駅
期間:11月15日~11月30日
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▲トヨタ西東京カローラ株式会社の近くに、ひときわ目をひく看板の店がある。
看板をフィリピンのヤシの葉が彩る店の名は、「喰い飲み倶楽部・豚のシッポ」 店は5月12日に開店した。灯りがぼんやりともる夕暮れ時。 看板に誘われるように、お客さんがのれんをくぐる。 ママさんの小山さんが、気さくな笑顔で迎えてくれる。 ▲オープンまでの経緯 以前から、「小料理屋をやりたい」願望が強かった。 ある日、近所の店舗が空いたのを知り、「貸してもらえませんか?」と 大家(物件の)さんに相談して決めた。 思い描いたことは、既存の店をうまく活用して、一人でも気軽に入れるような店造り。 同時に、若いお客さんを呼び込める店にしたかった。 渡りに船とは、こんな場合を言うのだろう。 「内部は可能な限り、自由にしていいよ!」と大家さんのひと声。 思い立ったが吉日。内部を改装して、創造する意欲が湧いた。 創作の扉が開き、ペンキ塗りを始め、非能率的な設備を廃止し効率的なものに変更した。 この数ヶ月の出来事を、「イメージを膨らませて、自由にデザインできた」と 満面に笑みをたたえて語る。 ▲ネーミングは、可愛い名前をと考えて娘さんが付けた。 店主の小山さんと一緒に、大鉈を振るった大家さんはジョイントの役割を担った。 「南フランス」と呼ぶ化粧室を設計したばかりでなく、一念発起して工事までも施工した。 常にアンテナを磨いて、友人が経営する飲食店を見学、店舗造りのヒントにしたそうだ。 店内のインテリアは、鳩首協議して工夫を凝らしてみたものの、「結局は、ミスマッチだった」と笑う。 それでいて、異国情緒にあふれ不思議と調和が保たれている。 ▲メインメニューは、脂を抜かして肉を締め風味も増した、「豚の角煮」(¥500) 一つ食べればもう一つ食べてみたくなる角煮は、国産品を使用し煮込みに4日間の手間をかけるという。 歯触りもよく、もっちりした感触の熊本産直送の「馬刺し」(¥750) 塩味の利いた癖のない旨みと、やわらかさの「馬のひも」(あばらの周りの肉・¥500) は、お酒との相性も最高。この他に、日替わり品(¥300~¥750)や、 持ち帰り用の仕出し弁当、数量限定のお弁当も扱う。(要電話予約) いずれも、自分で仕入れて仕込むのが基本。素材を重視した料理を提供する。 ▲20名でフルハウスの店内は、カウンター席とテーブル席がある。 開店時にはPRも控えていたが、口コミで20代から30代のお客さん、 あるいは50代の夫婦が集う社交場となっている。短観で判断しても、いい風が吹いてきた。 座談を楽しむ人も多く、隣席の人とも軽妙な会話が弾む。 30代のOLは、「ロゴが気になって入ってみたら、雰囲気が良く週に3回位は来ます」とにこやかに話す。 酒(しゆ)にまじわった男性は、赤ら顔で自分の心を打ち明ける。 「美味しいし料金も安い。しかも、店内でお客さんと友達になれるから」 ▲きびきびと立ち振る舞う店主の小山さんは、お客さんとの触れ合いもエネルギーの源になっているようだ。 「自分自身も心地良い居場所であり、居るだけで楽しい」と心中に期するものがある。 今後の目標を尋ねると、屈託のない晴れ晴れとした表情でこう返した。 「80代になっても、元気でここに立っていられたらいいですね」 写真 (左)ヤシの葉が飾られた店舗 (中)店内風景 (右)和気あいあいの常連さん 掲載日付:2008/06/24
沿線ライター:キョンシーさん
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